1年ほど前のことだったと思います。 ビットコインの価格が驚くほど高騰し、これは異常だということでニュースなどでも取り上げられたことがあります。 高騰した原因は、石油やトウモロコシなどと同じです。 投資する対象を物色していた投機筋に目をつけられただけのことです。 リーマンショックから7年余りの間、先進国はそれぞれ超緩和政策を取ってきました。 日本がアベノミクスなどと騒ぐ以前から、先進国が通貨の発行量を増やしたことで、世の中にお金が出回り過ぎてじゃぶじゃぶの状態でした。 そのあまりに余ったお金が投資先を探した結果、原油の高騰やトウモロコシなどの高騰を起こしました。 それと同じことが、デジタル空間でも起こったのです。 一斉に流入した投機マネーによって、仮想通貨であるビットコインがバブル状態になっているわけです。 これはかなり不安定な状態で、1日で価値が半減するという事件も起こっています。 その後、下落した価値は急回復し、以前よりも高くなったところで高止まりしているため、下落騒ぎもあっという間に治まりました。 誕生当初は1万枚でピザ1枚の価値しかなかったものが、2015年現在1枚137ドル(約1万3300円)で取引されています。 これから、ビッドコインがどうなっていくのか、世界中が注目しているところです。